スロットや投資商品などでよく聞く『ボラティリティ』という言葉。特にギャンブルをする方に知っておいてほしい用語の1つです。
ただ、簡単にボラティリティと言っても、その意味を正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。
この記事では、ボラティリティに関して皆さんのタメになる情報を詳しくお届けします。
最後まで読めば、ボラティリティという言葉の意味はもちろん、オンラインスロットのボラティリティまで完璧に理解することができるでしょう。
ボラティリティとは?
ボラティリティとは、ギャンブルの配当金や金融商品の価格などで価格(配当)変動の度合いを示す用語です。
例えば、「ボラティリティが高い」や「ボラティリティが低い」といった使い方で表され、価格変動の大小を意味します。
ボラティリティは、価格変動の度合いとともにリスクの度合いとしても捉えることもでき、ボラティリティが高くなればなるほどハイリスクハイリターン、ボラティリティが低くなるほどローリスクローリターンであることを示します。
- 高ボラティリティ:価格(配当)変動が大きい、ハイリスクハイハイリターン
- 中ボラティリティ:中間の価格(配当)変動
- 低ボラティリティ:価格(配当)変動が小さい、ローリスクローリターン
ギャンブルの種類や金融商品を選ぶときは、ボラティリティが目的や許容するリスクに合致するかが重要です。
様々な種類のボラティリティ
一口にボラティリティと言えど、その種類は大きく2つに分けることができます。
- ヒストリカル・ボラティリティ(歴史的変動率)
- インプライド・ボラティリティ(予想変動率)
この2つのボラティリティについて深掘りしていきましょう。
ヒストリカル・ボラティリティ(歴史的変動率)
ヒストリカル・ボラティリティ(歴史的変動率)は、過去のデータに基づいて算出した変動率です。つまり、これまでどれくらいの変動が起きているかを平均値として計算し表示します。
ヒストリカル・ボラティリティは、今後の変動率を予想する基準としても使用されます。
インプライド・ボラティリティ(予想変動率)
インプライド・ボラティリティ(予想変動率)は、ヒストリカル・ボラティリティを使いながら未来の変動率を予測した変動率です。
インプライド・ボラティリティには、今後の相場動向の予測や商品の人気度なども加味され、不確定要素の多い指標となります。
ボラティリティと分散の違い
ボラティリティに似た意味として『分散』という言葉がありますが、この2つは似て非なるものです。
ボラティリティは、価格変動を不確実性の度合いとして表す指標となっているのに対して、分散は、変動のあるデータ(金融商品や配当など)について、データの平均から結果にどれくらいのバラツキがあるかを統計値で示しています。そのため、どちらかというと分散の方が確実性が高い指標と言うことができるでしょう。
ただし、ギャンブルや投資では、不確実性が高い要素が多いため価格変動はボラティリティで表されることがほとんどです。
ボラティリティを決定する方法
ボラティリティを決定するのは、ギャンブルで言えば最高配当倍率や当選率、投資では最高値と最安値の幅です。当然、当選率が低く配当倍率が高かったり、最高値と最安値に大きな幅がある投資商品はボラティリティが高いと表現されます。
また、投資市場では経済指標の発表や金利の発表、戦争、気象など、様々なイベントと要因によってボラティリティを加速させることがあるのも事実です。
ギャンブルでは設定された倍率や当選率でゲームが進行するためボラティリティの変化はありませんが、投資などので日々状況が変わりボラティリティが変化します。
RTPとボラティリティの関係
主にギャンブルで使用されるRTPという言葉をボラティリティを混同してしまっている方もいるかもしれませんが、これらは全く別の意味があるので覚えておきましょう。
何度も言うように、ボラティリティは価格変動や獲得配当を不確実性の度合いとして表した指標です。これに対してRTPは「リターントゥプレイヤー」の略で、賭けた金額に対して払い戻しが期待できる配当金の割合です。
RTPは、実際のスロットの設定でどれくらい払い戻しがあるかが計算されているため、確実性が高い指標として見ることができます。
そのため、なるべく勝ちやすいスロットをプレイしたいという方は、RTPが高いスロットを選ぶことで勝つ期待値が上がります。
ただし、RTPは長時間プレイすることで得られる配当金の収束値です。短期間しかプレイしない場合だと、得られる配当金には大きな幅がありますので、ボラティリティが高いスロットの方が有利になる可能性が高いです。
オンラインスロットのボラティリティについて
オンラインスロットでもボラティリティという用語をよく使います。クラシックスロットやビデオスロット、ジャックポットスロットまで、その機種によって大きくボラティリティは異なります。
- 高ボラティリティ:一撃で数千倍~数万倍の大当たりが期待できたり、数億円ものジャックポットが当たる可能性があるスロット
- 中ボラティリティ:高ボラティリティよりも当たりやすいが、一撃で獲得できる配当が最高千倍程度
- 低ボラティリティ:小役やフリースピンの頻繁に当たるが、一度に獲得できる配当が少ないため、一撃で大きく勝つことはできない
オンラインスロットをボラティリティ別に分けるとこのようになります。カジノで人気のあるスロットは、高ボラティリティの機種が多いので、一攫千金を狙ってぜひチャレンジしてみましょう。
まとめ
この記事では、ボラティリティに関するたくさんの知識を皆さんにお届けしました。
ボラティリティとは、不確実な価格変動の度合いを示している指標です。
分散やRTPとの違いも解説したとおり、一見同じような意味合いに思えても異なる意味であることを覚えておきましょう。
また、オンラインスロットは、RTPと一緒にボラティリティを見て機種を選ぶのがおすすめです。ボラティリティが高いとリスクはありますが、大金を稼ぐこともできるのでプレイしてみてください!
よくある質問
ボラティリティの長所は、大きな価格変動で大きな利益を得る可能性があることです。
ボラティリティが高いオンラインスロットは、大きな利益を獲得できる可能性があるからです。
オンラインスロットはボラティリティとRTPを見て選ぶのをおすすめします。RTPはカジノサイトで確認できますが、ボラティリティは確認できないので攻略サイトで確認しましょう。